DMMモバイル(DMMmobile)は全プランが業界最安クラスの格安SIM(MVNO)となっています。
「もし他社が自分達よりも安い料金を提供したら、それには徹底対抗する」というほど、料金の安さに力を入れている格安SIMなのですね。そのため、スマホ代をとにかく安くしたい人には最適な格安SIMであると言えるでしょう!
そんなDMMモバイルのサービス内容・評判・乗り換え方法といったものはどうなっているのでしょうか? 当記事では、そういったDMMモバイルに対する疑問をすべて明らかにしていきたいと思います!
この記事の目次
DMMモバイルのメリット&デメリット|総まとめ
DMMモバイルのメリット&おすすめ理由
- 通信速度は普通〜やや速い
- 全プランが業界最安クラス
- プランが豊富で自分にあったものを選べる
- 「DMMトーク」で通話料を半額に!
- 「シェアコース」でパケットをシェアできる
- 「データ繰越」で余ったパケットを繰り越せる
- 「低速モード」でパケットを節約できる
- 「追加チャージ」の料金も1GB:480円と格安
- 不通期間なしで乗り換えができる
- 毎月料金の10%をDMMポイントで還元される
DMMモバイルの魅力は料金の安さだと言いましたが、料金プランの幅広さも大きな魅力です。DMMモバイルには1GB・2GB・3GB・5GB・7GB・8GB・10GB・15GB・20GBのプランが揃っていますので、まず間違いなく自分に最適なプランが選べるでしょう。これほど多くの選択肢を持つ格安SIMはなかなか存在し、これらのすべて業界最安クラスで利用できます。
さらに通話料金も「DMMトーク」というアプリを使えば半額の10円/30秒(1時間:1200円)にして使うことができますので、通話料金も大きくかかることはありません。通信料だけでなく通話料までも安くできるのが嬉しいですよね!
しかも、DMMモバイルの基本料金の10%は、毎月DMMポイントとして還元されるようになっています。例えば1500円のプランなら、150円分のポイントが毎月還元されますので、DMMのサービス(ゲーム・動画・電子書籍・通販など)で利用することができます。DMMを普段から使っている人にはさらに嬉しい特典ですね!
もちろん、他格安SIMのように「データ繰越」にも対応しており、不通期間(繋がらない期間)なしでの乗り換えをすることも可能です。こういった点がDMMモバイルのメリットですね!
DMMモバイルのデメリット&注意点
- 直接的な現金値引きキャンペーンはない
- 低速モードは3日制限(366MB/3日)あり
- 時間帯によっては通信速度が遅くなる
- かけ放題が使えない(通話料は使った分だけ)
- テザリングが使えない(一部端末のみ)
- キャリアメールが使えない(Gmailなどに要変更)
- 1年縛り&違約金が存在する
DMMモバイルのデメリットで一番痛いのは、直接的な現金値引きキャンペーンは行われることが少ない点でしょうか。
「今月契約した人は2000円引き!」のようなキャンペーンが他社では行われていますが、DMMモバイルではそれが基本的に行われていませんので、契約始めの料金は損になってしまいがちです。毎月の料金は安いので少しずつ取り返していけますが、他社との差を取り返すには1〜2年以上かかる場合も普通にあります。それでも長期的に見ればDMMモバイルは安いのですが、短期的にはそれほどお得ではないかもしれません。その点だけは注意をしておきましょう。
そして、DMMモバイルの「低速モード」に直近3日の通信制限がある点も一応気をつけておいてください。「低速モード」に入れればパケットがカウントされずに節約できるのですが、これは3日で366MBまでしか使えません。それ以降はさらに速度制限をかけられてしまいますので、使い物にならないほどの速度まで落ちてしまいます。
もちろん低速モードに速度制限がかかっても、高速回線はそのままの速度なので不便はないと思います。ただ、低速モードをかなり積極的に利用したい人はDMMモバイルはあまり向いていないかもしれませんね。
そのほかの「速度が時間帯によって遅くなる」「かけ放題が使えない」「テザリングが一部端末で使えない」「キャリアメールが使えない」というのは格安SIMに共通のデメリットですので、これらは乗り換え前にチェックをしておいてくださいませ!
DMMモバイルとは?基本から振り返り
DMMモバイルの料金プラン
DMMモバイルの料金プランはかなり幅広く選べるようになっています。
音声通話SIM(電話できるSIM)の最安料金は月1140円となっていますので、この料金からスマホを使い始めることができるというわけですね!多くの方は、こちらの音声通話SIMというものを利用することになるかと思います。
一方で、データSIM(インターネットのみ可能なSIM)は440円から使うことができ、こちらはスマホ2台目・タブレット・ポケットWiFiなどのためのSIMとして最適です。オプションでSMS(ショートメッセージ)をつけることができ、本人確認などに対応させることもできるようになっています。
DMMモバイルの通話料金は?
DMMモバイルの通常の通話料金は20円/30秒(1時間2400円)と少し割高なのですが、「DMMトーク」という専用アプリを使えば10円/30秒(1時間1200円)まで料金を抑えることができます。
今まで大手キャリアでは半強制的にかけ放題(月2700円)かカケホライト(月1700円)に入らされていたのですが、DMMモバイルでは使った分だけの通話料金で済むようになるのです。
それを考えると通話料金は安くなるかもしれませんね!通話を月10分程度しかしないなら、200円程度の通話料しかかからないというわけです。
基本料金+通話料金+端末料金=スマホ代!
大手キャリアでは通信料金や本体料金をセットで払ってたと思いますが、DMMモバイルではそれが変わります。
これからは基本料金+通話料金+スマホ端末料金=スマホ代となります。例えば、DMMモバイル1GB(1260円)+通話料(月540円)+スマホ端末料金(1800円)=3500円がスマホ代となるというわけですね!
さらに、スマホ本体料金を払い終えていれば通信料金(最安1260円)の支払いだけで済むようになります。つまり1260円からスマホを使うこともできてしまうというわけですね!
これが大手キャリアとDMMモバイル(格安SIM)の大きく違う点であると言えるでしょう。
DMMモバイルはドコモ回線の格安SIM!
DMMモバイルはドコモ回線を採用しているため、ドコモスマホならSIMフリー化なしでそのまま安く使うことができるんです。
だからDMMモバイルはドコモの人は特に相性がいい格安SIMであると言えますね!
ただしau/ソフトバンクスマホでDMMモバイルEを使いたい場合、「SIMフリー化(SIMロック解除)」が必須となりますのでその点だけは注意をしておきましょう。
SIMフリー化は各ショップ・オンラインストアのいずれかで行えます。ショップならすべてお任せできますが手数料3000円がかかってしまいますので、安く済ませたいならオンライン手続き(手数料0円)をおすすめします。
iPhoneはDMMモバイルで使える?動作確認済?
DMMモバイルはiPhoneでももちろん使えます。対応端末としては以下の通りで、iPhone4s〜7のいずれもDMMモバイルで使うことができます。
iPhoneによってSIMカードのサイズが違いますので、申し込み時にはその点をよくご確認を。また、au/ソフトバンクのiPhoneはSIMフリー化が必要にはなってきますので、その点だけは注意しておいてください。
DMMモバイルの料金シミュレーション
DMMモバイルは安くなるのはわかったけど、実際どこまで安くなるのかがよく分からないという人もいるのではないでしょうか?
そこで、DMMモバイルの具体的な料金シミュレーションを出してみましょう!
今回はわかりやすいようにiPhone7・iPhone5s・格安スマホの料金をザッと出してみたいと思います。Androidに関しては種類がまちまちなので割愛させていただきますが、同様に安くできると考えてもらって結構です!
iPhone7をDMMモバイルで使った料金
まずはiPhone7(SIMフリー版)をDMMモバイルで使った場合の料金シミュレーションをしてみましょう!
例えばドコモ(5GBカケホライト)だとiPhone7を使うために月々8451円の料金がかかってきます。
しかし、iPhone7のSIMフリー版(月3200円)を購入してDMMモバイル(5GB:月2062円)で使うと、たったの月5262円で使うことができるのです!実に3000円以上の料金を節約することができるというわけですね!
iPhone5sをDMMモバイル使った料金
iPhone5sは2013年に発売されたスマホなので、誰もが端末料金を払い終えていると思います。そういったスマホはDMMモバイルに乗り換えるとさらに大きく安くできますね!
iPhone5sはドコモ(5GB)で契約を続けていると月7560円もかかってしまいますが、DMMモバイル(5GB)なら月2062円で使うことができます。実に5000円以上安くなるというわけですので、これは乗り換えない手はないですよね。大手キャリアにとどまっていると損をし続けるというのがわかると思います。
DMMモバイルで格安スマホ端末を購入した料金
DMMモバイルでは格安スマホの販売も実施されています。
一昔前の格安スマホといえば処理能力・バッテリーがイマイチな低品質スマホが多かったかもしれませんが、現在の格安スマホは処理能力が高くバッテリーも余裕で1日持つようなスマホばかりです!ラインナップもかなり豊富にそろえてくれていますので、きっとお気に召す端末が見つかるのではないでしょうか?
例えばHUAWEI P9 liteという格安スマホなら、24800円の料金で販売されています。オクタコアCPUを搭載した処理能力抜群すぎるスマホで、1日余裕のバッテリー持ち、フルHDの画面解像度、指紋認証まで搭載されているという代物で、まさか2万円台とは思えないスペックをしています。
これを一括で買ってしまえば、あとはDMMモバイルの料金を払っていくだけでオッケーなのです。だから月1260円でもスマホを使っていくことができるんですよね。(ただし、DMMモバイルは分割払いが高いので、分割するなら他MVNOの方がおすすめです。)
このように、良いスマホを格安で持てるのが「格安SIM」「格安スマホ」のメリットです。スマホ買い替えを検討している方、これからスマホを持とうとしている方は一考の余地ありだと思いますので、是非公式ページでラインナップをチェックしてみてくださいませ!
DMMモバイルのネット上の評価・評判は?
DMMモバイルの通信速度の評判・口コミは?
DMMモバイルの通信速度(平均5Mbps)は大手キャリア(平均20Mbps)よりはさすがに落ちてしまうのですが、基本的な体感速度は大手キャリアと遜色ないレベルです。スマホの通信に必要な速度は2〜3Mbpsもあれば十分だからですね。
しかし、時間帯(お昼休み・帰宅ラッシュ時など)によってはガクッと速度が落ちます。この方のように「hulu」のような動画サービスを利用したり、重いWebページを閲覧したりする行為は不便になってしまうでしょう。
とはいっても、SNS(LINE/Twitterなど)やゲーム(パズドラ/モンストなど)くらいなら速度がそんなに必要ないので問題なく使えるレベルです。また、WiFiを利用してやれば速度はしっかり出ますし、使い方や工夫次第で不便に感じることを減らせるでしょう。
DMMモバイルの通話料の評判・口コミは?
DMMモバイルに変えたからといって基本的に通話音質が落ちることはありませんし、DMMトークを使えば10円/30秒(1時間1200円)で通話ができるので、特に不便を感じている人はいないようですね。
2時間以上電話しちゃうというなら通話定額のあるような格安SIMのほうがいいと思いますが、そうでない限りはDMMモバイルで心配はないでしょう。
DMMモバイルの申し込みやすさの評判・口コミは?
DMMモバイルへの申し込みはネット上から完結できる上に、その方法も実に簡単です(後述)。
合計3〜4日ほどあれば大手キャリアからDMMモバイルに乗り換えることができますし、不通期間(繋がらない期間)だって発生することはありえません。当サイトではDMMモバイルの申し込み方法〜初期設定(APN設定/MNP転入)といったことまで扱っていますから迷う場面も少ないはずです。
また、DMMモバイル公式も動画を使って分かりやすくまとめてくれていて、とても親切ですよ!
DMMモバイルのサポートの評判・口コミは?
DMMモバイルのサポートはなかなかに評判が良いです。
まずサポートページが見やすくて、設定などは動画解説がついているため迷うことが少ないというのが好評になっている口コミもありました。その上、サポートダイヤルにも比較的繋がりやすく、対応もかなり丁寧で評判は良いものとなっています。
ただ、DMMモバイルのサポートは「電話サポート」と「チャット相談」の2種に限られるので注意をしておいてください。大手キャリアのようにショップ持ち込んで相談することはできませんので、今までショップに任せきりだったような人は少し不便さを感じてしまう可能性もあります。
DMMモバイルの評価|こんな人におすすめ!
これまでのお話から、DMMモバイルはどんな人にオススメなのかを具体的にまとめておきましょう!
DMMモバイルをおすすめできる人
- スマホ代を安くしたい
- 自分にあった容量が欲しい
- パケットがなくなっても安く追加したい
- DMMサービスを利用している
とにかくスマホ代を安くしたいという人に、DMMモバイルは向いています。なんといっても全プランが業界最安クラスですから、毎月の料金を安くしやすいのは当然ですね。プラン豊富なため自分にあったプランを選ぶことができ、それを最安で使えるのが最大の魅力です。
またDMMモバイルはパケットがなくなった時の追加チャージが1GB480円と安いので、万が一パケットがなくなったとしても安心できます。少額払えば「パケ死」をしなくてもいいというのは安心感がありますよね。
さらにDMMモバイルでは基本料金10%がDMMポイントで毎月還元されます。DMMのゲーム・動画・電子書籍などを利用している人は、これらの課金の助けにすることもできますので、地味に助かります。ただし、ポイントは1ヶ月で失効してしまいますので、毎月使う予定のある人に特にオススメですね。
こういったポイントに魅力を感じるなら、DMMモバイルがおすすめです!
DMMモバイルをあまりおすすめできない人
- 通信速度に大きく期待する人
- 通話時間が2時間を超える人
- 低速モードで節約しながら使いたい人
- 店頭サポートに期待する人
- キャンペーン値引きを期待する人
おすすめできないのが、通信速度に大きく期待をしている人です。
DMMモバイルは通信速度が時間帯によって落ちる傾向にありますので、それを不満に思いそうならやめておいたほうが良いでしょう。UQモバイル・LINEモバイルなどの通信速度が速いと定評のある格安SIMや、mineo(マイネオ)のプレミアムコースといった優遇回線を利用するなど、対処法を検討することをおすすめします。
またDMMモバイルには「かけ放題」や「通話定額」などの通話料割引は存在しませんので、そういったサービスに期待するならBIGLOBEや楽天モバイルなどのサービスも検討してみても良いかもしれません。DMMトークがあるので1時間程度の通話なら高くはなりませんが、2時間を超えてくると少し辛いですしね。
さらにDMMモバイルでは基本的にキャンペーン値引きがありません。「800円×3ヶ月割引!」などのキャンペーン値引きを期待するなら、他社を選んだほうが賢明です。DMMモバイルの基本料金は安いので長い目で見れば取り返せますが、短期的には他社のほうが安いので注意です。
それ以外の人は、DMMモバイルに乗り換えても大きく後悔することはないと思いますね。
DMMモバイルの乗り換え・MNP手順は?
- MNP予約番号を入手する※
- DMMモバイルに申し込む
- 初期設定(APN設定/MNP転入切替)をする
※は電話番号そのまま乗り換えを利用する人のみ必要
DMMモバイルへはこの3Stepをこなすだけで、今の電話番号そのまま乗り換え(MNP)をすることができます。ではこの具体的な内容を一緒に確認していきましょうか!
【1】MNP予約番号を入手する
DMMモバイルに乗り換えるにはまず、「MNP予約番号」というものを入手しておきましょう。
そもそもMNPというのは「今の電話番号そのまま乗り換える」という意味です。大手キャリアの電話番号をそのままDMMモバイルで使いたい人は、このMNP予約番号というものを入手しないといけないというわけですね!
新規電話番号で乗り換えたい人はこの手続きは不要なのですが、多くの人は今の電話番号をそのまま乗り換えたほうが便利かと思います。
以下の電話番号へ「MNP予約番号を教えて欲しいんです」と電話してみてください。そうすると「MNP予約番号」と「MNP予約番号の有効期限」というものを教えてもらえるはずです。このMNP予約番号を持った上で、DMMモバイルの申し込みへと進みましょう。
- docomoの受付窓口:0120-800-000
- auの受付窓口:0077‐75470
- SoftBankの受付窓口:0800-100-5533
※受付時間は9:00〜20:00までとなっているため注意しましょう。
【2】DMMモバイルに契約を申し込む
なお、申し込みには本人確認書類(運転免許証・保険証など)が必要になります。これらをあらかじめ手元に用意した上で、申し込みを進めていくようにしてくださいね!
【3】DMMモバイルの初期設定(APN設定/MNP転入)
DMMモバイル申し込み後、2〜3日ほどで手元にSIMカードが到着するはずです。
あとはこのSIMカードをスマホに差し込んで、簡単な初期設定(APN設定/MNP転入切替)をすませるだけで使い始めることができます。詳しい方法につきましては以下の記事に記載していますので、こちらを参考にしながら最後の手続きをすすめてみてくださいませ!
- DMMモバイルのAPN設定方法
- DMMモバイルのMNP転入切替
まとめ
DMMモバイルについてひと通りまとめさせていただきました。
DMMモバイルは1GB〜20GBまでの幅広いプランから自分にあったものを選ぶことができ、それを最安で利用できるのが大きな強みであると言えるでしょう。とにかくスマホを安く使いたい!という人にはすごくおすすめできる格安SIMですね。
乗り換え(MNP)も3stepで非常に簡単にできますので、是非この機会にDMMモバイルにチャレンジしてみてくださいませ!