IIJmio(アイアイジーミオ)は人気の格安SIMですが、ユーザー数が増えても通信速度が比較的安定しており、信頼できる格安SIMでもあります。
また、IIJmioはドコモ回線/au回線ともに使える格安SIM(MVNO)なので、多くのユーザーに使っていただけるというのも大きなメリットですね。対応端末にもよりますが、ドコモ・auなら「SIMフリー」にしなくても乗り換えることができます。
この記事の目次
IIJmioのメリット&デメリット|総まとめ
IIJmioのメリット&おすすめ理由
- 通信速度が安定していて速い傾向にある
- ドコモ回線/au回線ともに揃っている
- 3分&5分かけ放題がある
- 「みおふぉんダイアル」で通話料を半額に!
- 「シェアコース」でパケットをシェアできる
- 「データ繰越」で余ったパケットを繰り越せる
- 「低速モード」でパケットを節約できる
- 不通期間なしで乗り換えができる
IIJmioはユーザーが増えても比較的速い通信速度を保ってくれるので通信品質の心配が少ないのはメリットです。
また「みおふぉんダイアル」があるので10円/30秒(1時間:1200円)で通話できますので、通話料も高くなることは少ないです。さらにそれに加えて、かけ放題サービス(3分or5分)も選ぶことができます。
3分かけ放題(600円/月)は誰とでも3分通話し放題となり、家族(mioIDが同一)とは10分通話し放題となります。さらに、5分かけ放題(830円/月)では誰とでも5分通話し放題となり、家族とは30分通話し放題になるのです。こういったかけ放題サービスがあるのは通話時間が多い人には助かりますよね!
もちろん、他の格安SIM(MVNO)にもあるように「データ繰越」で余ったパケットを翌月に繰り越せますし、「低速モード」に入れればパケットを使わずに節約することもできます。
IIJmioのデメリット&注意点
- プランは3GB・6GB・10GBのみで選択肢が狭い
- 低速モードは3日制限(366MB/3日)あり
- 時間帯によっては通信速度が遅くなる
- かけ放題が使えない(通話料は使った分だけ)
- テザリングが使えない(一部端末のみ)
- キャリアメールが使えない(Gmailなどに要変更)
- 1年縛り&違約金が存在する
IIJmioのデメリットはプランの選択肢がやや狭い点ですね。3GB・6GB・10GBからしか選べませんので、1GBのような低容量プランを選びたい人は他社SIMのほうが適していると言えるでしょう。
また、IIJmioは「低速モード」に直近3日の通信制限がある点も一応気をつけておいてください。「低速モード」に入れればパケットがカウントされずに節約できるのですが、これは3日で366MBまでしか使えません。それ以降はさらに速度制限をかけられてしまいますので、使い物にならないほどの速度まで落ちてしまいます。
もちろん低速モードに速度制限がかかっても、高速回線はそのままの速度なので不便はないと思います。ただ、低速モードをかなり積極的に利用したい人はIIJmioはあまり向いていないかもしれませんね。
そのほかの「速度が時間帯によって遅くなる」「かけ放題が使えない」「テザリングが一部端末で使えない」「キャリアメールが使えない」というのは格安SIMに共通のデメリットですので、これらは乗り換え前にチェックをしておいてくださいませ!
IIJmioとは?基本から振り返り
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは3GB・6GB・10GBから選べるようになっています。
音声通話SIM(電話できるSIM)の最安料金は月1600円となっていますので、この料金でスマホを使い始めることも可能です。多くの方は、こちらの音声通話SIMというものを利用することになるかと思います。
一方で、データSIM(インターネットのみ可能なSIM)は900円から使うことができ、こちらはスマホ2台目・タブレット・ポケットWiFiなどのためのSIMとして最適です。オプションでSMS(ショートメッセージ)をつけることができ、本人確認などに対応させることもできるようになっています。
IIJmioの通話料金は?
IIJmioの通常の通話料金は20円/30秒(1時間2400円)と少し割高なのですが、「みおふぉんダイアル」という専用アプリを使えば10円/30秒(1時間1200円)まで料金を抑えることができます。
今まで大手キャリアでは半強制的にかけ放題(月2700円)かカケホライト(月1700円)に入らされていたのですが、IIJmioでは使った分だけの通話料金で済むようになるのです。
例えば10分しか通話しないなら、200円しか通話料はかかりませんから、今までの通話料よりも安くなる方は多いかもしれませんね。
基本料金+通話料金+端末料金=スマホ代!
大手キャリアでは通信料金や本体料金をセットで払ってたと思いますが、IIJmioではそれが変わります。
これからは基本料金+通話料金+スマホ端末料金=スマホ代となります。例えば、IIJmio3GB(1600円)+通話料(月500円)+スマホ端末料金(2000円)=4100円がスマホ代となるというわけですね!
さらに、スマホ本体料金を払い終えていれば通信料金(最安1600円)の支払いだけで済むようになります。つまり1260円からスマホを使うこともできてしまうというわけですね!
これが大手キャリアとIIJmio(格安SIM)の大きく違う点であると言えるでしょう。
IIJmioはドコモ回線の格安SIM!
IIJmioはドコモ回線を採用しているため、ドコモスマホならSIMフリー化なしでそのまま安く使うことができるんです。
だからIIJmioはドコモの人は特に相性がいい格安SIMであると言えますね!
ただしau/ソフトバンクスマホでIIJmioを使いたい場合、「SIMフリー化(SIMロック解除)」が必須となりますのでその点だけは注意をしておきましょう。
SIMフリー化は各ショップ・オンラインストアのいずれかで行えます。ショップならすべてお任せできますが手数料3000円がかかってしまいますので、安く済ませたいならオンライン手続き(手数料0円)をおすすめします。
iPhoneはIIjmioで使える?動作確認済?
IIJmioはiPhoneでももちろん使えます。対応端末としては以下の通りで、iPhone4s〜7のいずれもIIJmioで使うことができます。
iPhoneによってSIMカードのサイズが違いますので、申し込み時にはその点をよくご確認を。また、au/ソフトバンクのiPhoneはSIMフリー化が必要にはなってきますので、その点だけは注意しておいてください。
IIJmioの料金シミュレーション
IIJmioは安くなるのはわかったけど、実際どこまで安くなるのかがよく分からないという人もいるのではないでしょうか?
そこで、IIJmioの具体的な料金シミュレーションを出してみましょう!
今回はわかりやすいようにiPhone7・iPhone5s・格安スマホの料金をザッと出してみたいと思います。Androidに関しては種類がまちまちなので割愛させていただきますが、同様に安くできると考えてもらって結構です!
iPhone7をIIJmioで使った料金
まずはiPhone7(SIMフリー版)をIIJmioで使った場合の料金シミュレーションをしてみましょう!
例えばドコモ(5GBカケホライト)だとiPhone7を使うために月々8451円の料金がかかってきます。
しかし、iPhone7のSIMフリー版(月3200円)を購入してIIJmio(6GB:月2397円)で使うと、たったの5597円で使うことができるのです!実に3000円近くの料金を毎月節約することができるというわけですね!
iPhone5sをIIJmio使った料金
iPhone5sは2013年に発売されたスマホなので、誰もが端末料金を払い終えていると思います。そういったスマホはIIJmioに乗り換えるとさらに大きく安くできますね!
iPhone5sはドコモ(5GB)で契約を続けていると月7560円もかかってしまいますが、IIJmio(6GB)なら月2397円で使うことができます。実に5000円以上安くなるというわけですので、これは乗り換えない手はないですよね。大手キャリアにとどまっていると損をし続けるというのがわかると思います。
IIJmioで格安スマホ端末を購入した料金
IIJmioでは格安スマホの販売も実施されています。
一昔前の格安スマホといえば処理能力・バッテリーがイマイチな低品質スマホが多かったかもしれませんが、現在のスマホは処理能力が高くバッテリーも余裕で1日持つようなスマホばかりです!ラインナップもかなり豊富にそろえてくれていますので、きっとお気に召す端末が見つかるのではないでしょうか?
例えばHUAWEI P9 liteという格安スマホなら、 月1080円(一括:25800円)の料金で販売されています。オクタコアCPUを搭載した処理能力抜群すぎるスマホで、1日余裕のバッテリー持ち、フルHDの画面解像度、指紋認証まで搭載されているという代物で、まさか2万円台とは思えないスペックをしています。
このHUAWEI P9 liteなら、本体料金(1080円)+IIJmio(3GB:1600円)で2780円からでも使い始めることができるというわけですね!
このように、良いスマホを格安で持てるのが「格安SIM」「格安スマホ」のメリットです。スマホ買い替えを検討している方、これからスマホを持とうとしている方は是非とも公式ページでラインナップをチェックしてみてくださいませ!
IIJmioのネット上の評価・評判は?
IIJmioの通信速度の評判・口コミは?
IIJmioの通信速度(平均5Mbps)は大手キャリア(平均15〜20Mbps)よりはさすがに落ちてしまうのですが、基本的な体感速度は大手キャリアと遜色ないレベルです。スマホの通信に必要な速度は2〜3Mbpsもあれば十分だからですね。
しかし、時間帯(お昼休み・帰宅ラッシュ時など)によってはガクッと速度が落ちます。
とはいっても、SNS(LINE/Twitterなど)やゲーム(パズドラ/モンストなど)くらいなら速度がそんなに必要ないので問題なく使えるレベルです。また、WiFiを利用してやれば速度はしっかり出ますし、使い方や工夫次第で不便に感じることを減らせるでしょう。
IIJmioの申し込みやすさの評判・口コミは?
IIJmioへの申し込みはネット上から完結できる上に、その方法も実に簡単です(後述)
合計3〜4日ほどあれば大手キャリアからIIJmioに乗り換えることができますし、不通期間(繋がらない期間)だって発生することはありえません。初期設定などもマニュアルに従うだけで簡単に完結できます。
また、当サイトではIIJmioの申し込み方法〜初期設定(APN設定/MNP転入)といったことまで扱っていますから迷う場面も少ないはずです。
IIJmioのサポートの評判・口コミは?
IIJmioのサポートはなかなかに評判が良いです。
まずサポートページが見やすくて、設定などは動画解説がついているため迷うことが少ないというのが好評になっている口コミもありました。その上、サポートダイヤルにも比較的繋がりやすく、対応もかなり丁寧で評判は良いものとなっています。
ただ、IIJmioのサポートは「電話サポート」と「チャット相談」の2種に限られるので注意をしておいてください。大手キャリアのようにショップ持ち込んで相談することはできませんので、今までショップに任せきりだったような人は少し不便さを感じてしまう可能性もあります。
IIJmioの評価|こんな人におすすめ!
これまでのお話から、IIJmioはどんな人にオススメなのかを具体的にまとめておきましょう!
IIJmioをおすすめできる人
- スマホ代を安くしたい
- 信頼性の高い格安SIMを選びたい
- かけ放題サービスがほしい
- 家族との通話も安くしたい
- 家族でシェアコースを利用したい
IIJmioの魅力はやはり信頼性・満足度といった部分ですね。
多くの格安SIM(MVNO)がありますが通信品質が安定しているものは意外と少なく、一時期は通信速度が速かったかと思えば、急激に遅くなってしまうような格安SIMも存在するのです。しかし、IIJmioは回線品質の向上に力を入れてくれている格安SIMですので、比較的どんな時期でも通信速度が安定しているのは大きなメリットですね。
また、IIJmioは3分かけ放題(月600円)と5分かけ放題サービス(月830円)がありますので、短時間の通話が頻回にある人には特におすすめです。さらに、このかけ放題は家族(mioIDが同一)との通話時間はさらに長くなりますので、家族との通話をゆったりとしたい人にもおすすめです。
さらに家族シェアコースを使うとさらに料金は安くなります。IIJmioは家族間の通話料は少し安くなる上に、家族間のかけ放題時間は長くなるという特典もありますので、家族で利用するには最適な格安SIMだと言えますね!
こういったポイントに魅力を感じるなら、IIJmioがおすすめです!
IIJmioをあまりおすすめできない人
- 通信速度に大きく期待する人
- 連続通話を積極的に利用する人
- 低速モードを積極的に利用したい人
- 店頭サポートに大きく期待する人
おすすめできないのが、通信速度に大きく期待をしている人です。
通信品質には定評のあるIIJmioですが、時間帯によって落ちる傾向は確実にあります。それを不満に思いそうならやめておいたほうが良いでしょう。UQモバイル・LINEモバイルなどの通信速度が速いと定評のある格安SIMや、mineo(マイネオ)のプレミアムコースといった優遇回線を利用するなど、対処法を検討することをおすすめします。
また、IIJmioの販売店は全国に存在しますが、開通後のサポートを受けられるような店舗は現在は存在しないのが現状です。大手キャリアのように、なにか困った時に店頭サポートを利用できないので、今までサポートに頼りきりだった人は少し辛いかと思います。
それ以外の人は、IIJmioに乗り換えても大きく後悔することはないと思いますね。
IIJmioの乗り換え・MNP手順は?
- MNP予約番号を入手する※
- IIJmioに申し込む
- 初期設定(APN設定/MNP転入切替)をする
※は電話番号そのまま乗り換えを利用する人のみ必要
IIJmioへはこの3Stepをこなすだけで、今の電話番号そのまま乗り換え(MNP)をすることができます。ではこの具体的な内容を一緒に確認していきましょうか!
【1】MNP予約番号を入手する
IIJmioに乗り換えるにはまず、「MNP予約番号」というものを入手しておきましょう。
そもそもMNPというのは「今の電話番号そのまま乗り換える」という意味です。大手キャリアの電話番号をそのままIIJmioで使いたい人は、このMNP予約番号というものを入手しないといけないというわけですね!
新規電話番号で乗り換えたい人はこの手続きは不要なのですが、多くの人は今の電話番号をそのまま乗り換えたほうが便利かと思います。
以下の電話番号へ「MNP予約番号を教えて欲しいんです」と電話してみてください。そうすると「MNP予約番号」と「MNP予約番号の有効期限」というものを教えてもらえるはずです。このMNP予約番号を持った上で、IIJmioの申し込みへと進みましょう。
- docomoの受付窓口:0120-800-000
- auの受付窓口:0077‐75470
- SoftBankの受付窓口:0800-100-5533
※受付時間は9:00〜20:00までとなっているため注意しましょう。
【2】IIJmioに契約を申し込む
なお、申し込みには本人確認書類(運転免許証・保険証など)が必要になります。これらをあらかじめ手元に用意した上で、申し込みを進めていくようにしてくださいね!
【3】IIJmioの初期設定(APN設定/MNP転入)
IIJmio申し込み後、2〜3日ほどで手元にSIMカードが到着するはずです。
あとはこのSIMカードをスマホに差し込んで、簡単な初期設定(APN設定/MNP転入切替)をすませるだけで使い始めることができます。詳しい方法につきましては以下の記事に記載していますので、こちらを参考にしながら最後の手続きをすすめてみてくださいませ!
まとめ
IIJmioについてひと通りまとめさせていただきました。
IIJmioは満足度・信頼性が高いので、選んで後悔することの少ない格安SIMとなっています。スマホ代が安くなるのはもちろんのこと、「みおふぉんダイアル」「3分&5分かけ放題」などで通話料金も安くできるのが魅力的ですね!
乗り換え(MNP)も3stepで非常に簡単にできますので、是非この機会にIIJmioにチャレンジしてみてくださいませ!